02.2 音名と階名

音の呼び方が 2つあります。音名と階名です。

音名はこれです。

階名はこれです。

C, D, E, F, G, A, B, と横文字の大文字で表記されるのが音名。ドレミファソラシが階名。

音名 (横文字) は Key が変わっても変わりません。C の Key の初めは C。G の Key の初めは G。鍵盤に完全に固定されます。音名は日本語でも表記されます。イロハニホへトをハから始めるハニホへトイロ。ベートーベンの交響曲第5番「運命」ハ短調 (Cm = C minor)とか。

一方、階名 (ドレミファソラシ) は鍵盤に固定されません。C の Key の最初はドですが、G の Key になっても最初はドです。Key は何であっても、Scale (音階) の最初がドになります。ただ、実際の使われ方としてはそうも言い切れない。C の Key でド〜レ〜ミ〜と歌ったあと、G の Key にして歌うとまたド〜レ〜ミ〜のはずですが、ソ〜ラ〜シ〜になる人もいます。学校の授業で「このドは….」と先生に質問したところ、「移動ドで言っていますか」聞き返されたことがあります。本来の階名の使い方 (鍵盤に固定されない) で言っていたので正に移動ドだったんですが、この聞き返しはそうじゃない場合も実際にはあり得るということです。

ちなみに、音名で言われてすぐに鍵盤のこことわかりますか? Player の人は、すぐわかるという低レベルではなく、体に染み付いていますよね。音名に慣れていないと、最初は抵抗感というか違和感が強いと思います。数接して体に染みつけていくしかないですね。

C D E F G は音名、ドレミファソは階名

This page originally written on 2020.12.15, revised on 2021.8.22

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です