18.7 Chromatic Approach

最初に言っておきますが、名前のわりにこのページは簡単です。Chromatic は「半音の動き」と言う意味です。Approach Note が半音の動きで Chord Tone につながるときに使えます。この Approach の便利なところは、Diatonic Approach と違って半音の動きであればコードはなんでも Okay と言うところです。

適当に Phrase を作ったので聴いて下さい。頭を巡らしたんですが、知られた曲の例が浮かびませんでした。下でコードを鳴らし上でメロを単音で鳴らしています。

青枠の音は次の Chord Tone に半音でつながっています。青枠はどちらも Scale 音ではありません。こういう時に使えるのが Chromatic Approach です。話は簡単でつながった先の Voicing をコピーし半音下に置くだけです。

上の譜面のメロに音を重ねてみます。

左の青枠の次は CM7 で音を重ねています。それをコピーして左側に半音下げてペーストします。臨時記号がいっぱいついてイヤ〜な感じがしますが、要は半音下げただけです。右側の青枠も全く同じです。聴いた感じはどうでしょう? 変な感じはしないと言うかごく自然ですよね。

ここで思い出してほしいのは今何をやっているかです。今は Approach Note がメロだったら、下にどう音を重ねたら良いかをやっていて、そのやり方の一つが Chromatic Approach です。Approach Note は目立ちたがりではないので、弱拍に置かれ、音価も長くありません。強拍に F♯音のメロが出てきたら Approach Note ではなく D7 を当てるとか、F♯m7 (♭5) or other を当てることになり Chroatic Approach は使えません。

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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