08. 二次 Dominant

曲に彩を加える手法で一番使われるのが二次 Dominant Chord です

日本語では二次ドミナント、英語では Secondary Dominant です。ここでは混ぜこぜにした二次 Dominant と書きます。1番短く書けるので。実は二次 Dominant について、ずっと悩んでいるというほどのものではありませんが気になっていることがあり、それも書こうと思いますが、まずは、教科書的なところをやってしまいます。

二次 Dominant というのは、C Major Key で言うと、CM7 と Bm7 (♭5) 以外の Diatonic Chord を仮 Tonic (Temporary Tonic) と見て、そこに進行する V7 (5度 Seventh) のことです。

二次 Dominant は普通にたくさん出て来る、と言うより今の世の中出てこない曲を探す方が難しいですね。Diatonic Chord だけだとどうしても単調になる、飽きが来る。これに彩りを加えるやり方の一つが二次 Dominant です。Diatonic Chord を復習しておくと、Scale 音を Root にしてできる Chord のことです。 C Major Key では、CM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7、Bm7 (♭5) 。この内、CM7 と Bm7 (♭5) を除いたコードを Tonic と見立ててそこに進行する P5 上の 7th Chord を 二次 Dominant と言います。

「Diatonic Chord だけの曲を単調と決めつけるな」。確かにそうですね。確かに二次 Dominant を使わずメロ・歌詞・歌唱力で聴かせる名曲はいっぱいあります。演歌は大半の曲が Diatonic Chord だけだと思います。「演歌をばかにしているのか」。していませんが、ほとんど聴かないですね。2つ例を出しておきます。

松任谷由美さんの「卒業写真」です。原曲の Key が C です。歌の入りが「悲しい〜」ですが、ここのコードは F です。この F の前のコード、つまりはイントロの最後のコードが C7 です。C Major Key の Diatonic Chord に C7 はありません。これは F というコードを仮 Tonic と見立てて、C7 が P5 下行して F に解決する二次 Dominant です。

https://www.youtube.com/watch?v=drP4GpMEtd8

もう一つ。竹内まりやさんの元気を出してです。原曲の Key は C です。Aメロ始まってすぐの「強気なあなたを」の「な」が D7 です。この D7 は P5 下行して G (正確には F/G or F on G ですが今はスルーしてください) に進行します。

https://www.youtube.com/watch?v=CbptWZzHBvc

どうでしょう? 彩りになってますね。

二次 Dominant は Non Diatonic Chord です。ここは押さえておいてください。

This page originally written on 2021.02.14, revised on 2021.11.22

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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