Ex-13 I-VI-II-V 進行の曲

手元にある歌本をめくって I-VI-II-V 進行が入っている曲を探してみました。

✔️ SHAKE

https://www.youtube.com/watch?v=ZTErKwXOLPE

SMAP の Shake です。添付した Youtube は E♭ Key ですが C に直します。サビの「チョベリベリ最高 ヒッピハッピシェイク」が Dm7 – Dm7/G – C – A7 です。Dm7/G は G音ベースの上に Dm7 が乗っかるコードですが、コードの機能としては G になるので II – V – I – VI になります。ヒッピハッピシェイクの後に「シューシュー星が」と続きますが、この部分も Dm7 – Dm7/G になります。並べると、II – V – I – VI – II – V。A7 は Dm7 に進行する 2次 Dominant です。チョベリグという言葉は生き残れなかったですね。

✔️ 世界に一つだけの花

https://www.youtube.com/watch?v=qZq-q75KeMw 

サビ終わりというかコーラス終わりの「一生懸命になればいい」が VI – II – V – I です。原曲 Key は A ですが、Cに直すと Am7 – D – G – C です。Dm7 ではなくて D になっています。G に向かう 2次 Dominant になります。

✔️ ロマンスの神様 

https://shunkies.com/wp-admin/post.php?post=2687&action=edit

原曲 Key は A♭ですが、例によって C にします。すいません。スマホの方は横向きにして見てください。縦だとぐちゃぐちゃになります。サビです。

|F                G     |Em          Am | Dm7      G |C        C7 |
|Boy meets girl し |あわせの予感 |きっとだれかをか |んじてる  |
|F                G     |Em          Am | Dm7      G |C              |
|Fall in       love ロ |マンスの神様 |この人 でしょう |か     |

気が付かれました? F – G – Em – Am は王道進行です。それが王道進行最後の Am から Am – Dm7 – G – C (VI – II – V – I) になります。つまりは I – VI – II – V 進行。王道進行と I – VI – II – V が合体してます。C7 は F に向かう 2次 Dominant で F から同じ進行が繰り返されます。

✔️ 君がいるだけで 

https://www.youtube.com/watch?v=JGPubd_oRwM

これ面白い事例というか私が抜けていただけの話です。君がいるだけでは「Ex-07.【王道進行】君がいるだけで」で王道進行の例として書きました。歌本の引用譜面を出します。

上の譜面は、王道進行として書いたんですが、よく見たら (よく見なくとも)I – VI – II – V  進行でした。II – V – I – VI が 2度繰り返された後 5小節目から FM7 ではなく Dm7 から始まる王道進行になります。

今まで気がつかなかったんですが、王道進行のコードの機能は FM7 (SD) – G7 (D) – Em7 (T) – Am7 (T) です。 I – VI – II – V だと、CM7 (T) – Am7 (T) – Dm7 (SD) – G7 (D)。Dm7 から始めるとコードの機能は SD – D – T – T となり王道進行と同じです。つまりは似た者同士。こんな簡単なことに気がついていなかったとは浅はかでした。

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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