04.1 Harmonic minor

無理矢理 Leading Tone (導音) を入れたのが Harmonic minor Scale

C Hm です。C Nm との違いが分かりますか? 7音 (下から数えて 7番目の音) は C Nm では B♭音ですが、C Hm では B音になっています。違いはこれだけなんですが、その結果 A♭とB の間に +2 (増2度、上の青枠) ができています。m3 とは言いません。A♭音とB♭音の音程は M2 (長2度)。この場合、B♭音が B音 に変化したので +2 (増2度) です。この「増」という言葉は何となく普通じゃないというイメージを与えます。

もう一つ Scale としての特徴は、m2 (= 半音)が 3つできていることです。C Nm では 2つ。C Major Scale も 2つ。+2 ができたことで半音が 3つもできてしまった。

Scale の音を聴いてみてください。異国情緒といった感じがしますね。アラブの音楽のような。この増2度音程が入る Scale は世界のあちこちにあるようですが、少なくともクラシック音楽はこれを嫌っていました。芸大和声(クラシックの和声学) では、増2度進行で和音をつなぐことを極力避けています。

何でこの Scale ができたかと言うと、Leading Tone (導音) が欲しかったから。B の音です。この音はその半音上の C音に強烈に行きたがる音だと認識されています。B音 が C音に進行することで曲の決め感が出ます。 C Nm は B音がなく B♭音になりますが、これでは決め感が出ない。だから、増2度 (+2) という変わった Scale 音の飛び方をしても B音を無理矢理入れたかった。

まだコードをやっていませんが、B音 (Leading Tone) と B♭音をコードの中に入れて聴き比べてみます?

G から Cm というコードに進行 (B音 が入っている)

Gm から Cm というコードに進行 (B♭音が入っている)

どうです? B♭音より B音が入っているコードの方が決め感があると思いますがどうですか?

この Scale で曲は作りません

This page originally written on 2020.12.25, revised on 2021.09.02

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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