05.1 調性とは
映画やテレビのドラマって主役がいて、脇役がいますよね。それが調性音楽です。ドレミファソラシの中に主役と脇役がいます。C Major (ハ長調)だったら、最初のドが主役になります。
トシがトシなので、出す例が古くなりますが、テレビドラマの水戸黄門で言えば、水戸黄門がド (C) になります。黄門さまの脇を固める助さんと格さんがソ (G) とファ(F) 。うっかり八兵衛や風車の弥七はそれ以外。水戸黄門に限らずドラマには各登場人物の役どころというのがあります。主役だけではドラマは成り立たない。水戸黄門では可哀想な村娘とか、その娘に好意を寄せる善良な青年とか、いかにも悪そうな代官とか、更には悪代官に媚びる強欲商人とかいろんな人物が出てきてストーリーが展開していきますが、音楽も同じだということです。
各音の役割と特徴は調 (Key) によって変わります。 C Major だと C が主役ですが、 D Major だと D が主役になります。Harrison Ford は Indiana Jones では完全に主役ですが、Star Wars だとHan Solo という脇役になります(ほぼ主役の時もありましたが)。
ドラマとか映画のたとえって納得感ありました?何が言いたいかと言えば、まず調 (Key) があり、その中で各音の役割が決まってくるのが調性だということです。
主役のドにはその役割名がついています。他の各音にもついていますが、覚えないといけないのは、
✔️ ド : Tonic (主音)
✔️ ソ : Dominant (属音)
✔️ ファ : Subdominant (下属音)
Dominant と Subdominant の特徴についてはここでは書きません。コードに入ったら「特徴」を「機能」に言い換えて説明したいと思います。当分調性ガチガチの書き振りになりますが、もっと進んだところで調性を希薄化していきたいと思います。とにかく上の言葉は覚えてください。
This page originally written on 2020.12.28, revised on 2021.09.06
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