13.4 G7 の Chord Scale
「10.6 Modal Interchange Chord その 2」で G7 の裏にはいろんな音がスタンバっていると書きましたが、 Chord Scale をやっていなかったので、正直書きにくかったんです。Chord Scale で書けばことは簡単でした。G7 が取れる Chord Scale です。ちゃっちゃとやります。
✔️ Mixolydian
C Major Key に乗っかる G7 です。minor Key では使えません。青字が Chord Tone、赤字が Tension、❌が Avoid Note です。
✔️ Lydian ♭7
Melodic minor の4番目の F7 の Chord Scale は Lydian ♭7。その Lydian ♭7 をG7 に使います。Avoid Note はありません。何度も言いますが、なぜ4番目の Chord Scale を 5番目の Chord の Chord Scale にできるのか、私にはその理屈がわかっていません。minor Key では使えません。
✔️ Phrygian ♯3
Major Key でも minor Key でも使えます。Harmonic minor 上の G7 です。
✔️ Altered
Major Key でも minor Key でも使えます。すべての Altered Tension を含んでいます。5th はありません。Melodic minor の7番目の Chord Scale を5番目の Chord の Chord Scale として使っています。
✔️ Combination of Diminish (Half Step Whole Step Diminish)
半 – 全 – 半 – 全と半音と全音が交互に出てくる8音の Chord Scale です。特徴的なのは 9th と 11th が Altered Tension なのに 13th は Natural Tension です。Major Key では使えますが、minor Key では使えません。全 – 半 – 全 – 半の Diminish もありますが、G7 の Chord Scale としては使えません。理由は 3rd・5th・7th を持っていないからです。G7 ができない。「12.2 Functional Diminish」で コンディミ (Combination of Diminish Scale) なんかほとんど使われませんと書きましたが、Jazz では良く使われるとそう言えば学校で習いました。Jazz を知らないから勝手なことを言ってしまいました。訂正しておきます。
「13.4 G7 の Chord Scale」への1件のフィードバック