Ex-09.【王道進行】涙のキッス
歌本を見ていたらこれぞ王道進行という曲を見つけました。サザンの涙のキッスです。
https://www.youtube.com/watch?v=9BuGELnWkr4
この曲は原曲 Key も C でした。サビが王道進行です。「涙のキッスもう一度」の「キッス」が F です。そのあと G – Em – Am7 と進行してさらにこの王道進行を繰り返します。
この曲抵抗感も引っ掛かりもなく聴けると思いません? 私の思うところ、メロとコードの関係が単純だからです。誤解がないように。単純で聴かせる曲を作るのは才能だと思っています。
上の譜面を見てください。曲のサビです。ここにメロ音がそのときに鳴っているコードの何音に当たるか青字で入れてみました。例えば、F のコードで C音が鳴っていますが、この C音は F コードの5th です。なので 5th と青字で入れました。
みてもらうとわかるように、メロ音のほとんどが Chord Tone です。11th が入っているところが一箇所ありますが、これは 11th というTension Note と言うより両側の E音と C音をつなぐ Approach Note と考えて良いと思います。左にミがあり右にドがあったら、普通ミレドとつなげますよね。
Chord Tone ばかりのメロ音。それでいて Catchy。ちょっと音楽を勉強すると、私のように 9th や 11thとかの Tension をメロ音にしたがるもんですが、こういうメロを見ると自分がこねくり回している感ありちょっとへこみます。
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