Ex-72 「Call me back」の不思議な感じ

松任谷由美さんの「Call me back」のサビがテレビ CM で流れていて、不思議な感じがすると思って Apple Music で聴いたらその理由がわかりました。サビに入る前まで真ん中で鳴っていた Vocal がサビに入ると真ん中からは聴こえず、左右からそれぞれ聴こえる。

これって Panning でやる技術で、多分サビの歌詞が「あ〜聞こえる君の声が揺れながら」に合わせたんだなと思いました。ただ、よく聴いて見ると左右で声と歌い方が微妙に違うように聴こえます。

ネットで調べたら、松任谷由実さんと AI 荒井由美さんの声だとわかりました。

不思議な感じの謎は解けたんですが、このサイトはコードの解説をしているので Em7 について若干の説明をしておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=oWo-TabDt8w

原曲 Key は Cm です。Cm だと ♯ が3つ付いて見にくいので調号が付かない Am に直します。ただ、このサビの部分は Am ではなく C Major Key だと見るべきです。Am Key の5番目のコードは普通 Harmonic minor Scale から借用してきた E7 になります。サビ終わりが Am7 なので Am Key だと言われるかもしれませんが、サビ終わりで締めに入っているなら Am7 の前は Em7 ではなく E7 になるはずです。

Key を C と見ると一つ気が付くことがあります。このサビには Dominant Chord がどこにもありません。FM7 と Dm7 は SD (Subdominant) Chord で Em7 と Am7 は T (Tonic) です。

このサビのコード進行を理解するには Em7 の機能を説明する必要があります。Pops の理論では Em7 の機能は Tonic ですが、和声楽では Tonic or Dominant です。Em7 が Dm7 or FM7 に進行するなら Em7 の機能は Tonic。T ⇨ SD への進行。Em7 が Am7 に進行するなら Em7 の機能は Dominant。D ⇨ T。つまり、2・4・6 小節目の Em7 は Tonic。 7 小節目の Em7 は Dominant。

私は Em7 は Tonic 一辺倒の Pops 理論よりも和声楽の説明に惹かれるんですが、どうでしょう。

 

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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