15.1 UST の作り方 – Major Scale
このページでは Diatonic Chord の上に乗っかる UST (Upper Structured Triad) の作り方を書きます。結構簡単です。
一言で言ってしまうと、Chord は Chord Tone と Tension Note と Avoid Note でできてますが、Chord Tone とTension Note を使って違うコードを作り、それを元のコードに乗っけてできるのが UST です。
✔️ on C
Cに乗っかる UST です。
上の五線譜は C音から3度堆積していっただけです。13th まで行くと次は Root に戻ります。UST は Chord Tone と 取れる Tension をひとかたまりにして作ります。G/C (本当は上の五線譜のように分数で書かないといけないんですですが書けません)の G は 5th, M7th (Chord Tone) と 9th (Tension) でできています。ピアノで左手が C のコードを押さえているのと同時に右手は G を押さえられるということです。乗っかるコードも連続した 3度堆積。上の五線譜だと隣同士でないとダメです。
もう一つできます。13th, Root, 3rd でできる Am です。11th は Avoid Note なので、UST 作りには参加できません。
✔️ on Dm
4つもできます。Am、C、Em、Dm。このサイトは 13th も取れる Tension にしています。13th を取れないとしたら、13th が Avoid Note になるので Em/DmとG/Dm は成立しません。ちなみに、13th, Root, 3rd でできるのは Bdim なので上部コードにはなれません。前のページで書きましたが、Dim と Aug コードは資格なしです。
✔️ on Em
Em は 11th しか Tension 取れません。上部コードは連続した固まりでないとダメなので、Em ではなんと UST が作れません。
✔️ on F
Em とは違って F のコードの上に乗っかる上部コードは 4つもあります。C、G、Em、Dm。Avoid Note がないというのは強いですね。
✔️ on G
この G コードは Mixolydian です。Diatonic (白鍵盤)上にできるのは Mixo。11th が Avoid Note なので、できる UST は 2つです。Dmと Em。
✔️ on Am
Am は♭13 が Avoid Note です。Em と G が乗っかります。
✔️ on Bm (♭5)
Avoid Nore は♭9th。Em と G が上部コードになれます。
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