18.5 メロが Tension Note の Voicing

前のページはメロが Chord Tone の場合 Voicing をどうするかでした。このページはその逆でメロが Tension Note の場合です。簡単です。

  • メロのすぐ下の音を外して Voicing する。

下の五線譜を見て下さい。メロ (Top Note) が全部 Tension です。その下にくっ付けるようにして Chord Tone を置いています。赤く塗ったのがメロのすぐ下の Chord Tone。

この赤を消してしまえば Voicing 完成です。

音を聴いて下さい。ピアノの下の方で Root を鳴らしています。

これ考え方は前のページと同じです。例えば上の Dm7 のメロは E音 = Dm7 の 9th です。9th のすぐ下は Root ですからこの Root  を外してしまう。前のページで Root を 9th に代えると言うのと同じ。上の G7 のメロは♭E音 = G7 の♭13。なのですぐ下の 5th を外してしまう。

前のページで Tension は 2つまで入れられると書きました。G7 (♭13) に♭9th の Tension を入れてみます (赤印)。♭9th なので Root を外しました。

どうでしょう? 全然おかしくないですよね。

長年サラリーマンで現在プロ作曲家志望です。

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